2018-10-03から1日間の記事一覧

木魚歳時記 第3569話

観覚としても決して甥の道中に不安がないわけではないが、ぐずぐずして時機を失したくない。暑からず寒からず、はやり病のない春のうちに旅立たせたい。この思いは誰もが同じであつた。(佐藤春夫『極楽から来た』)272 昔から朧のころが好きでした 朧(おぼ…