木魚歳時記第4928話 

前扁(9)安心(あんじん)

  念仏者の心がまえは、往生を願い、
  念仏すれば阿弥陀仏がお迎え下さると
  信じる以外にない。
  それが自然三心となる。

 「阿弥陀仏」(あみだぶつ)が迎え下さると信じて、念仏、すなわち「南無阿弥陀仏」(なむあみだぶつ)を称(とな)えます。三心(さんじん)とは、至上(しじょうしん)、深心(じんしん)、廻向発願心(えこうほつがんしん)の三つのことです。念仏者の心構えのことです。お浄土に往生をと願うなら、自然に、三心は備わります。「南無阿弥陀仏」(なむあみだぶつ)を称えれば往生は適えられます。勅伝第24巻 (青色 法然上人のお言葉)

          中腹に煙ひとすじ秋日和