木魚歳時記第4915話 

 滅後十五年、嘉禄(かろく)三年六月、叡山の僧兵らが無残にも、法然の廟を破り墓をあばいて屍を鴨川に遺棄しようとした事があった。遺弟信空らが集まってこれを防ぎ、その夜遺骸を西山に移し、翌年粟生野(あおうの)に荼毘(だび)した。
(佐藤春夫 付録章『一枚起請文』)

        爽やかや万物すでに仏たり  

 「爽やかや」は秋季となります。さて、山中では、草木虫魚を始め、生きとし生けるもの、皆、仏のように和(にこ)やかに過ごしているようです! さて「こだわり」という煩悩を捨て切れないで居るぼくは、ブログ、俳句を始めて20年、86歳(要介護)の年齢が見え隠れします(汗)。