木魚歳時記第4673話

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 それにしても陳和卿は、頼朝の正体を見抜いて、この英雄が地獄から来た人であったのをあったのを知っていたかのように思い切って本当の事をいい放ち、そのうえ、その好意まで拒むような剛直な態度に出たのは、単に優秀な工人というばかりでなく、さすがに重源が見込んだだけの人物であった。
(佐藤春夫『極楽から来た』)1310
 
       悪漢と猫と杓子と狸汁  杓子(しゃくし)    

 「ボクの細道]好きな俳句(2410) 矢島渚男さん。「遠くまで行く秋風とすこし行く」(渚男) 大自然と一心同体になったようで気持ちの良い作品です。秋風とどこまで行くのか? ボクは、そんなことを考えたこともありません! ですから、俳句は上達しません(汗)。

時はいま、ところ足もと
そのことに、
打ち込む「いのち」
永久の御命 
(椎尾弁匡)