木魚歳時記第4665話

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 「お喜びを拝し法然も同じ喜びを覚えます。仏もお喜びを同じくされたに相違ありません。極楽でめぐり会う喜びもかくやとばかり」
と二人の喜びは二人の瞳を涙で包んだ。
(佐藤春夫『極楽から来た』)1303

                 着ぶくれて石につまずく大僧正

 「ボクの細道]好きな俳句(2402) 野見山朱鳥さん。「初雪は隠岐に残れる悲歌に降る」(朱鳥) 前に地名のことに触れました。同じく、隠岐(おき)とか、常陸(ひたち)とか、伊豆(いず)とか、安房(あぼう)の地名に出会うと、遠流(おんる)、すなわち、流罪で流された都人のことを思います。

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(石川 洋)