木魚歳時記第4580話

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 「迂愚(うぐ)この身のごときは、ただ王法と仏法とに催されて生きるばかりのものにしか過ぎませぬ。その身に何ほどの力がございましょうか。力のかぎり何を致しましてでも院のお覚えの万分の一をも報じまつることになれば望外の喜びと存じ上げます。第一座などとは勿体ない面目でございます」
(佐藤春夫『極楽から来た』)1221

     雲梯をすらりすり抜け秋の風  雲梯(うんてい)   

 「ボクの細道]好きな俳句(2319) 伊丹三樹彦さん。「玉手箱風なり 開ければさくらんぼ」(三樹彦) 「さくらんぼ」とは! まるでメルヘンの世界です。ボクは運動神経はそこそこありました。例えば、雲梯(うんてい)なども「二段とび」が、すぐにできました(小4)。なぜだかわかりませんが、急に運動をしなくなりました(中3)。

人生の雑事にわずらわされるな
(ヘルマン・ヘッセ)