と、善知識にと伴われた滝口入道に向かっていい出したのは正気のことばで「只今ももい出したるぞや」とは、さこそはと思われて哀切である。
滝口入道は熊野権現の本地は阿弥陀仏と教え、さて阿弥陀仏四十八願の大要、わけても第十八願念仏往生の願の無量の慈悲を説き、み名を十遍唱え給え、如来おん自ら極楽の東門より出で来たって来迎し給う。
(佐藤春夫『極楽から来た』)1189
おもいっきり深い息して秋さやか
「ボクの細道]好きな俳句(2287) 安住 敦さん。「でで虫や父の記憶はみな貧し」(敦) どこの父と子も同じなのでょうか? さて「始めちょろちょろ、中ぱっぱ、赤子泣いても蓋(ふた)取るな」。美味しいごはんの炊き方だそうです。ほんとやろかこの<スケベ>(笑)。
つづいてこそ道
(石川 洋)