木魚歳時記第4462話

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 清盛は何を感じたものであったか、さきに遷都と同時に配流していた前摂政基房や前太政大臣師長らを召喚して、先年、法皇を脅し奉って奪い取った政権を返上し奉ろうと、
「天下の政を知ろし召し賜われ」
 と奏上したものであったが後白川法皇は御聴許にならなかった。
しかし高倉上皇の崩御の三日後、法皇は、
「天下の万機をもとの如く聞こし召す」
 と仰せ下されたので病床の清盛は肩の荷を下ろした安堵の色を見せた。
(佐藤春夫『極楽から来た』)1111
 
      小魚の群れ光りたる春の川

 「ボクの細道]好きな俳句(2201) 京極杞陽さん。「裸子も古めかしくてこの辺り」(杞陽) 杞陽さんの時代なら、子は、フルチンで水遊びをしていたかも? しかし、もちろん、杞陽さんご自身は、きっちり6尺を絞めておられた? 

思ったままをいう。
それで始まり、それで終わるわ。
(ココ・シャネル)