木魚歳時記第4433話  

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 この時、旧都の柱に、
  百年をよかへり迄に過ぎこしに 愛宕の里は荒れや果てなん
 とあったのは四百年来の旧都に対する愛惜で、また東寺の道ばたに札を立て
  咲き出づる花の都をふり捨てて風ふく原の末ぞあやふき
 と落首した者のあったのは、平家に対する憤りを越えた呪いで、この二首の落首は当時、遷都に対する一般の心情を端的に吐露したものであろう。
(佐藤春夫『極楽から来た』)1082

      涅槃会やみんなだまってお茶を飲む

 「ボクの細道]好きな俳句(2174) 桂 信子さん。「雨はじく傘過ぎゆけり草餅屋」(信子) 「草餅」は春の季語です。こうした自然詠の作品は、いつ拝見しても心が癒されます。

日常の勤行(おつとめ)7 七番目は『一枚起請文」(いちまいきしょうもん)です。浄土宗を開かれた法然上人さまのご遺訓です。ありがたく拝読いたしましょう。 『一枚起請文」(浄土宗の場合)