木魚歳時記第4402話 

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  絹の方は、谷々坊々、各戸に四、五匹から十匹ぐらいを投げ込んで分配し、こういふ方法で山門はすtっかり買収されていたのである。頼政は山門の不平分子はをもっと硬骨なものと買いかぶり信頼していたのに。
(佐藤春夫『極楽から来た』)1052

      しんがりの僧やられたり鎌鼬

 「ボクの細道]好きな俳句(2142) 波多野爽波さん。「手が冷た頬に当てれば頬冷た」(爽波) 厳寒のことです。体のどこに触れてもその冷たさが伝わります。あたりまえのことをあたりまえに表現して、なお、作品となるには・・相応の着地(具体性)が求められます。さて「はだかで生まれて来たのに何不足」(小林 一茶)

  なむあみだ、親のじきせつ(直説)
  あるがたのしみ。
  『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)