(五)窮地に立った院でも、対策を立てないわけにはいかぬ。その要領をいえば、一に、兵器を帯して都内を往還の輩はこれをからめ取る可し。
二に、台嶽(比叡山)の末寺、荘園を、諸国司をして注進せしめる。
(佐藤春夫『極楽から来た』)960
ぎんなんをくさいくさいとつまみたり
「ボクの細道]好きな俳句(2049) 永田耕衣さん。「色町や真昼しづかに猫の恋」(耕衣) こうしたことは、遠い昔のように懐かしい(汗)。人類ヒト科に於いても「種」の保存は本能です! それにしても「真昼しづかに」は穏やかでいい。「妻抱かな春昼の砂利踏みて帰る」(中村草田男)
しん(信)のよろこび、むねにつきつむ、
こ(光)をみように、すきまもなし。
なむあみだぶつ。
『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)