木魚歳時記第4300話

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 さて明法博士をして罪名を考えさせると、博士は先ず、故快修の座主時代、明雲が山内の悪僧らと語らって快修を逐(お)い自らこれに代った事実から数え、また嘉応元年にも、山門の所領美濃比良野庄民が訴訟を起こした時も山中の狂徒を発して宮殿に乱入せしめた事実が記録に残っている。
(佐藤春夫『極楽から来た』)953

      なわばりを行ったり来たり赤とんぼ

 「ボクの細道]好きな俳句(2040) 永田耕衣さん。「田にあれば桜の蕊がみな見ゆる」(耕衣) 「目線」の問題です。田植え作業なら、桜を見る視線も低くなる? 「花」の鑑賞にも違った驚きがある・・このボクもリハビリに通うようになって、周囲を観る「視点」が変わりました(汗)。

  ただ、わしのこころに、かかわりくださるじひが、
  なむあみだぶつ、
  ごをんごをんともうすねんぶつ。
 『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)