あるものはその放火のひろがる前のころ、山から飛び出す緋色の大猿が、多数の小猿にに命じ手わけして町々にたいまつの火を移させると夢に見たなどと、まことしやかに伝えて者もあって、日吉の御神火などと呼んだ。
(佐藤春夫『極楽から来た』)945
さまざまなこと思いだす秋簾 簾(すだれ)
「ボクの細道]好きな俳句(2031) 池田澄子さん。「俳句思えば元朝の海きらめきぬ」(澄子) なにごとも「元朝の海きらめいて」見えるものでしょうか・・いや、俳句と一心同体の作者には、17文字が、いつも「きらめいて」見えるのか見知れません。
わしのとんよく(貪欲)、みなとられ、
せかいわ、わしがなむあみだぶつ。
『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)