木魚歳時記第4265話

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 院は平重盛と源頼政とに命じて宮門を固めさせた。頼政が言葉巧みに持ちかけて徒衆を重盛の守る陽明門に向かわせたのはこの時の事である。
(佐藤春夫『極楽から来た』)922

      老いてなほカンナの赤に嵌りけり     嵌(はま)り

 「ボクの細道]好きな俳句(2006) 池田澄子さん。「人類の旬の土偶のおっぱいよ」(澄子) 土偶(どぐう)の「おっぱい」を指して、人類の旬(しゅん)」とは、言い得て得難い至言です。口語俳句の第一人者として君臨されます。某氏Sなど、カンナの赤に染まっている段には安全です(汗)。

  かわりなさらの(ぬ)、をやさまはわ
  わたしに、なりて、くださるをやわ、
  なむあみだぶつ。
  『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)