木魚歳時記第4231話

f:id:mokugyo-sin:20200604064409j:plain

 左右が交互に舞うのである。右から少将隆房(たかふさ)が舞い終わって、左の舞い人をを促すと、しばらくして権亮少将維盛(これもり)が出て来て、高麗楽(こまがく)の一人舞の入綾(いりあや)を舞った。
(佐藤春夫『極楽から来た』)888

      1、2,3、蟻が4匹穴を出る

 「ボクの細道]好きな俳句(1973) 岡本 眸さん。「歌留多会廊下の冷えてゐたりけり」(眸) 歌留多会(競技)は新年のおめでたい時期に、古来から催されることが多いようです。優秀な成績を収めた高段者ならいざしらず、さして目立つことのない凡人にとって、会場に到着したものの、その人気の少ない廊下の寒々しいこと・・それにしても、カルタ取りの「神業」(かみわざ)に、一瞬、いつも驚かされます(汗)。「ウイルスに差別はない。差別は人間社会の方にある。」

  なむあみだぶつ、なむあみだぶつ。
  なむあみだぶつは、よいほとけ、
  よろこびもろたが、なむあみだぶつ。
  『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)