木魚歳時記第4147話

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 この喜びを衆生のすべてに分けなくてはならない。衆生は貴賤老若を問わず、何人もこのように喜んで生きなければならないものだから、わが身ひとりだけ、このように生きるのでは、あまりに果報が過ぎる。
(佐藤春夫『極楽から来た』)811

       蜷の道ここに集まる浮御堂  蜷(にな)

 「ボクの細道]好きな俳句(1892) 野見山朱鳥さん。「万太郎が勲章下げし十三夜」(朱鳥) さて、ボクは、定年退職を機に俳句を始めました(ブログ太字の部分)。ところが、到達点は「俺のもの」と云えるような作品は作れません(汗)。いや、句作のコツすらつかめていません(汗)。でも、始めたことですから、井上ひさしさんの「難しいことを易しく、易しいことをより深く、より深いことを楽しく」を座右の銘として、余日のかぎり、ナムナムと楽しんでまいります(笑)。

       ありがたいな。
  わしのこころを、ろくじ(六字)にこめて、
  なむあみだぶつのこゑでしらする。
  『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)