木魚歳時記第4048話

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 「法然房、下界の風に吹かれていおじゃるうちに、そなたは、そのでこぼこ頭のなかへ柄にもないお追従をおぼえて来やったの」
「はい、いろいろな尊いことをおぼえて参りました。下界はお師匠さまよりも、いろいろなことを教えてくれました」
(佐藤春夫『極楽から来た』)716

       子子子を知らぬは罪か十二月  子子子(こここ・ねねこ)

 「ボクの細道]好きな俳句(1795) 長谷川櫂さん。「はくれんの花に打ち身のありしあと」(櫂) 白蓮(はくれん)は清楚に咲く花です。白蓮に限らず、白い花は、カメラワークにも適しています。ですから、ボクには好都合のお花です。しかし、白いお花には、どうかすると傷があることが・・そうだとすれば余計に痛々しく感じることも!

 鳥のいない鳥籠3  そんなこと言いながら、彼は鳥籠を一つ買う。それを自分の窓に掛けておく。籠の中には、木綿で作った巣と、草の実を入れた皿と、綺麗な水をしょっちゅう取り替えてあるコップとが置いてある。おまけに、ぶらんこや小さな鏡まで取りつけてある。