木魚歳時記 第3905話

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   第十三章 ぬえ的人物
(一)源三位入道頼政の武勇を伝える伝説として、ぬえ退治は有名である。
 三条の森から夜毎に黒雲に乗って内裏の上に襲いかかって宸襟(しんきん)を悩まし奉る怪鳥を頼政が五月闇にもかかわらず射ち取ったという弓矢のほまれである。
(佐藤春夫『極楽から来た』)588

         空ビンを底に沈めて秋の川

 「ボクの細道]好きな俳句(1654) 森 澄雄さん。「朧にて寝ることさへやなつかしき」(澄雄) 作者にとって、朧の夜に安らかに臥せることさえひさしぶりのこと、そう思います。今、心安らかに、壮年期のあのころを回想しておられるのでしょうか? さて、ボクは、スナップ写真を撮るため、植物園をポトポト歩きすることがあります。そんな姿を見られたら「病気持ちの古狸やなぁまるで」と、映ることでしょう、でも、この猛暑ですから・・それと年齢には逆らえません! 

 山羊(やぎ)5 アレクサンドラというのが彼の名前であり、その名前は犬の仲間にまで響き渡っている。