「今日のことば」
すると
ほかの罪人といっしょに
犍陀多(かんだた)という男が
うごめいている姿が
お眼に止りました。
(芥川竜之介『蜘蛛の糸』)抄5
「ボクの細道」好きな俳句(976) 八田木枯さん。「老人のかたちになつて水洟かむ」(木枯) なにげない仕草に老醜は漂うものです。ボクの親父(師僧)の口癖は「歳を取るとじじくさくなる。こまめに身なりを整えること」でした。実際、外に出かける前には洗面を欠かしませんでした。ボクもジジクサくなったかな? と、相棒に尋ねると「そらしょうない。老衰や」と、オオム返しにいわれました。
鳥威し隠しカメラと録音機