木魚歳時記 第3187話

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 「今日のことば」
    (大きな熊が)
    猫のやうにせなかを円くして
    よじ登ってゐるのを見た。
    小十郎はすぐ鉄砲をつきつけた。
    犬はもう大喜びで木の下に行って
    木のまはりを烈しく馳せめぐった。
     (宮沢賢治「なめとこ山の熊」)8

 「ボクの細道」好きな俳句(936) 宇多喜代子さん。「横文字の如き午睡のお姉さん」(喜代子) 姉妹の微妙な関係はわかりません。しかし、いつもお姉さん風する姉が、だらりと昼寝する姿を見て「ひとこと」返してみたい妹の気持ちはわかる気がします。ボクも、最近、86歳(6歳違い)の姉から、電話あると、つい「あれこれ」超古い昔の話(おしかり)を聞かされます。

        姉上のむかし話や葛の花