(序)バーヴァリは云う「肢体(したい)にこれらの三十二相のある人、かれには二つの前途があるのみ。第三の途(みち)はありえない。」(スッタニパータ)
「ボクの細道]好きな俳句(643) 石田郷子さん。「思ふことかがやいてきし小鳥かな」(郷子) 小鳥も色鳥もいずれも「渡り鳥」とされます。さて、その使い分けは? しかし、小鳥は留鳥のイメージで、愛らしくて可憐な感じがします。色鳥はつい艶っぽく感じてしまいます。「小鳥」だからこそ「かがやいてきし」が効いてくるのでしょう。
「今日のことば」
花はなぜうつくしいか
ひとすじの気持ちで
咲いているからだ
(八木 重吉)