木魚歳時記 第1692話

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   死ぬときは箸置くやうに草の花  小川軽舟

 さて 「俳句は何の為に作るのか」。それはわかりません。病気をしてから所属していた句会(四つ)をすべてお休みして一年が過ぎました。自選では「ひとりよがり」になります。気持ちが緩むので句柄も痩せゆきます。でも、自分が生きている証(あかし)として俳句を作るんだ、と、ひらき直って作っています。感じたことを好きに表現して終えることができれば幸せと考えています。

       雪渓を風の柩と眺めけり