空へゆく階段のなし稲の花 田中裕明
俳句を作るのに、あらかじめ「言いたいこと」を用意する必要はありません。波多野爽波という俳人は「頭をからっぽにして対象と向かいなさい」「私が成功(句作)するとしたら、見るのと言葉とが一緒に出てくるときでしょう」。そんな意味のこと書いておられます。爽波は「俳句スポーツ説」を提唱したことでも有名です。「俳句スポーツ説」とは、練習(多作多捨)で反射的に身体(五・七・五)が反応するという意味です。
空へゆく階段のなし稲の花 田中裕明
俳句を作るのに、あらかじめ「言いたいこと」を用意する必要はありません。波多野爽波という俳人は「頭をからっぽにして対象と向かいなさい」「私が成功(句作)するとしたら、見るのと言葉とが一緒に出てくるときでしょう」。そんな意味のこと書いておられます。爽波は「俳句スポーツ説」を提唱したことでも有名です。「俳句スポーツ説」とは、練習(多作多捨)で反射的に身体(五・七・五)が反応するという意味です。