木魚歳時記 第1686話

f:id:mokugyo-sin:20140112073909j:plain

  蚤しらみ生者に移る月夜かな   真鍋呉夫

 俳句の「型」について。「型」とは、季語、定型、リズム、切れ、のことです。そのことは頭では理解できました。しかし実作に応用することは別問題です。すなわち、見て感じたことを俳句にしようとするとまったく「手も足も出ない」。そんな毎日が続きました。宿題、つまり、兼題(けんだい)は沢山出されてあるし、句会の期日は迫るしいったいどうすれば?そこで採った狗肉(くにく))の策とは・・

     僧院のどこかに鵺(ぬえ)がゐるらしい