木魚歳時記 第1685話

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子ども失せ天神さまの泉かな    飯島晴子

 ともかく「文字」にこだわりました。それこそがむしゃらに十七文字をこしらえました。その大部分は「机上俳句」そのものでした。写生が大切であり、吟行(ぎんこう)が大切であると教えられました。が、外を歩いて一句が浮かぶなど、例えば、路上で外人から話かけられ困り果てる・・あれくらいに手も脚も出ない行為に思えました。見たものを俳句にできる・・それが出来れば苦労はありません。

    原爆忌金子兜太といふ俳人