木魚歳時記 第1426話

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浦島太郎

昔々浦島は 助けた亀に連れられて 竜宮城に来て見れば 絵にもかけない美しさ

 明治44年『尋常小学唱歌(2学年用)』に作られた文部省唱歌です。歌詞の内容は、明治時代の児童文学者、巌谷小波(いわやさざなみ)の『日本昔話(浦島太郎)』の物語に近いともいわれます。さて「一句の中にどきっとするものを持たせたい。これは奇を衒(てら)うことではない。例えば、尾を振る犬よりも振らぬ犬の方が人には忠実であるという見方、そんな自分だけの眼を持つことである。意外性とは個性の発見でもある」。とありました。

      経蔵を右繞礼拝夏解の僧