木魚歳時記 第1419話

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里の秋

静かな 静かな 里の秋 お背戸に木の実の 落ちる夜は ああ かあさんと ただ
二人 栗の実煮てます いろりばた

 斉藤信夫作詞。昭和20年、敗戦直後の復員兵を迎える歌として作られ、JOAK(現NHK)ラジオから流され、留守家族の共感と反響を得たそうです。その後、日本の懐かしい農村風景を描いた作品として歌い継がれてきました。さて「私は不意に子供が欲しくなった。人間の子は私と別の道を歩き出す。しかし 作品という私の子は、私と一つの棺に入る。そうだ作品という私の子を生もう」。とありました。

     芋の露その真ん中に俺の顔