木魚歳時記 第1153話

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三十三間堂

 正しくは蓮華王院(れんげおういん)。本堂の母屋正面の柱間の数が三十三あるところからこのように呼称されなす。後白川上皇の勅願(ちょくがん)により、長寛二年(1164)に建立されたと伝えられます。後に、天正十四年(1586)年に、豊臣秀吉が方広寺を建立したとき観音、本尊の千手観音を祀る千手堂(せんじゅどう)となったようですが、秀吉没後は、方広寺とともに天台宗妙法院のもとに属するようになったようです。
 南北約120メートルの伽藍(がらん)内に、千手観音像(重要文化財)が並ぶ光景は厚巻きです。また、毎年、一月十五日の近くの日曜日に行われる「三十三間堂通し矢」は有名です。

     泡一つ二つ三つ四つ水温む