鵯(ひよ)合せの翌年の秋九月の夜な夜な法住寺殿の広御所で今様合せが行われた。これは鵯合せの時のような反目の気分もなく一同しめやかに息をころして聞き入っている。 秋の夜明けなんとすなにがしの西に と歌い終わったのを、感じ入った様子で聞いている…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。