この清宗を院は日ごろから愛撫していらせた。その後十年、寿永(じゅえい)二年四月五日、頼盛が権大納言になった時、十三歳の清宗は、この大叔父のくことして公卿の列に入り花やかな人生の門出と見えたが、同じ年の七月には一門の人々とともに都落ちして行…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。