山城から丹波にかけての川筋に多くの山林を持っていた秦氏は、このところ材木の商人となっていたが、保元以来兵火で焼失した民家の復興やまた造寺の興隆の機運を見て建築業も兼ねて巧みにそれぞれの筋にわたりをつけて、近来また巨万の富を蓄え、草庵はおろ…
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