しかし天暦(てんりゃく)五年の六月から七月にかけて都に疱瘡(ほうそう)が流行して死者を多く出した際、例の乞食僧は高さ一丈の十一面観音を造って、これを祈り、ついに疫病を終熄(しゅうそく)させて以来、これは容易ならぬ聖(ひじり)さまであったと…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。