2014-01-07から1日間の記事一覧
オバケのQ太郎 QQQ オバケのQ 頭のてっぺんに 毛が三本 だけどぼくは 飛べるんだ(後略) 東京ムービー部作詞。昭和40年8月から三年間ほどTBS系のテレビで放映された少年向きアニメーションドラマ「オバケのQ太郎」の主題歌であります。この時代になると…
赤胴鈴之助の歌 剣をとっては日本一に 夢は大きな少年剣士 (中略) オー がんばれ たのむぞ 僕等の仲間 赤胴鈴之助 藤島信人作詞。昭和31年、ラジオ東京(現TBS)で放送され、映画化やテレビドラマ化もされた子ども向け連続放送劇の主題歌です。戦前・戦…
お山の杉の子 むかしむかし そのむかし 椎の木林のすぐそばに 小さなお山が あったとさ あったとさ まるまる坊主の 禿山は いつでもみんなの 笑いもの 「これこれ杉の子 起きなさい」 お日さまニコニコ 声かけた 声かけた 吉田テフ子作詞・サトウハチロー補…
お山のお猿 お山のお猿は 鞠がすき とんとん鞠つきゃ 踊りだす ほんにお猿は どうけもの 鹿島鳴秋作詞。昭和4年『鹿島鳴秋童謡小曲集』に所収されている。昔(戦前)は猿まわしや「猿芝居」がさかんであり、こうした童謡も子どもたちの心に近かったのであり…
おもちゃのマーチ やっとこやっとこ くりだした オモチャノマーチが らったった 人形のへいたい せいぞろい おうまもわんわも らったった 海野厚作詞。大正13年に「東京日日新聞」に発表されたそうです。当初から小学生1、2年生向きに作詞されたそうです…
歌の町 よい子が住んでる よい町は 楽しい楽しい 歌の町 花屋は ちょきちょき ちょっきんな かじ屋は かちかち かっちんな 勝承夫作詞。この歌は昭和22年、児童福祉法が制定されたのを記念して、日本児童文化協会が作成したものです。日本ビクターから発売さ…
かわいいかくれんぼ ひよこがね おにわでピョコピョコ かくれんぼ どんなにじょうずに かくれても きいろいあんよが みえてるよ だんだん だァれが めっかった サトウハチロー作詞。昭和25年、NHKラジオ放送の幼児向け番組「うたのおばさん」で放送され…
からすの赤ちゃん からすの赤ちゃん なぜなくの こけこっこの おばさんに あかいおぼうし ほしいよ あかいおくつも ほしいよ と かあかあ なくのね 海沼実作詞・作曲。昭和14年に発表されたが、いろんな事情で、広く歌われるようになったのは戦後であった…
あの町この町 あの町 この町 日が暮れる 日が暮れる いま来たこの道 かえりゃんせ かえりゃんせ 野口雨情作詞。大正13年、絵雑誌「コドモノクニ」に発表された童謡です。雨情の作詞には、いつも、独特の詩情がただよいます。とりわけ、この歌詞には抒情の…
うれしいひなまつり あかりをつけましょ ぼんぼりに お花をあげましょ 桃の花 五人ばやしの 笛太鼓 今日は楽しい ひなまつり サトウハチロー作詞。昭和11年、ホリドールレコードから発売された大衆童謡です。雛人形と菱餅の雛祭りには、必ずといってもいい…
アメフリ アメアメ フレフレ カアサン ガ ジャノメ デ オムカイ ウレシイナ ピチピチ チャプチャプ ランランラン 北原白秋作詞。中山晋平作曲。大正14年に、幼児向け絵雑誌「コドモノクニ」に、詩と曲が同時発表されたそうです。幼児の母親に対する親愛の…
赤い帽子白い帽子 赤い帽子白い帽子 仲よしさん いつも通るよ 女の子 ランドセル しょって お手々を ふって いつも通るよ 仲よしさん 武内俊子作詞。昭和13年キングレコードから発売されました。当時、作詞者は32歳、戦前の童謡の多くは、この作品のよう…
雨降りお月さん 雨降りお月さん 雲の中 お嫁にゆくときゃ 誰とゆく ひとりで傘(からかさ) さしてゆく 傘ないときゃ誰とゆく シャラ シャラ シャン シャン 鈴つけた お馬にゆられて 濡れてゆく 野口雨情作詞。大正14年、童謡絵本「コドモノクニ」に作曲者…
金魚の昼寝 赤いべベ着た 可愛い金魚 お眼々をさませば 御馳走するぞ 鹿島鳴秋作詞。大正8年に発表され、昭和4年、童謡集『鹿島鳴秋童謡小曲集』で一躍有名となったそうです。金魚への近親間と、弘田龍太郎作曲の優しいメロディーともあいまって、まるで子…
お猿のかごや エッサ エッサ エッサホイ サッサ おさるのかごやだ ホイサッサ 日暮れの山道 細い道 小田原提灯 ぶらさげて・・・ 山上武夫作詞。昭和14年にビクターレコードから「動物の大行進」として発売されました。戦後「お猿のかごや」として、音羽ゆ…
雀の学校 ちいちいぱっぱ ちいぱっぱ 雀の学校の 先生は むちを振り振り ちいぱっぱ 清水かつら作詞。弘田龍太郎作曲。評価の真っ二つに分かれる童謡だそうです。おおむね、一般の母親とか保育に携わる現場では、子どもたちが喜んで歌うのをみて、(面白い・…
めだかの学校 めだかの学校は 川の中 そっとのぞいて みてごらん {そっとのぞいて みてごらん} みんなで おゆうぎ しているよ 茶木滋作詞。中田喜直作曲。大正期の童謡には主に児童向けの秀作が多く,、これに対して、戦後の童謡の秀作には幼児向きに作られ…
待ちぼうけ 待ちぼうけ、待ちぼうけ。ある日、せっせと、野良かせぎ、そこへ兎が飛んで出て、ころり、ころげた 木のねっこ。 北原白秋作詞。山田耕筰作曲。大正13年に刊行された『満州唱歌集』に発表されたのが最初だそうです。その後、戦後の検定教科書に…
かもめの水兵さん かもめの水兵さん ならんだ水兵さん 白い帽子 白いシャツ 白い服 波に チャップ チャップ うかんでる 武内俊子作詞。昭和12年、キングレコードから発売されてベストセラーになったといわれます。鴎が海面に浮かぶのを「水兵さん」と見立…
おかあさん おかあさん なあに おかあさんて いいにおい せんたくしていた においでしょ しゃぼんのあわの においでしょ 田中ナナ作詞。母親という存在は、年齢に関係なく(子どものときの思いと成長してからの思いに多少の相違はあったとしても)子どもにと…
背くらべ 柱のきずは おととしの 五月五日の 背くらべ 粽たべたべ 兄さんが 計ってくれた 背のたけ きのうくらべりゃ 何のこと やっと羽織の 紐のたけ 海野厚作詞。戦後の小学校・中学校の音楽教科書に採用された懐かしい唱歌です。しかし「羽織の紐」の世代…
春よ来い 春よ来い 早く来い あるきはじめた みいちゃんが 赤い鼻緒の じょじょはいて おんもへ出たいと 待っている 相馬御風作詞。この童謡は、大正12年3月、仏教童話雑誌『金の鳥』に発表されました。とりわけ、この童謡は母親からよく聞かされていたの…
たきび かきねの かきねの まがりかど たきびだ たきびだ おちばたき 「あたろうか。」 「あたろうよ。」 きたかぜ ぴいぷう ふいている。 巽聖歌作詞。昭和16年2月、JOAKの幼児向けラジオ番組「歌のおけいこ」で、渡辺茂作曲で放送されたのが最初だそう…
ぞうさん ぞうさん ぞうさん おはな ながいのね そうよ かさんも ながいのよ まど みちお作詞。戦後、東京の上野動物園にインド象インデイラが送られてきました。その披露式典のとき、この童謡の作曲者である団伊玖磨がタクトを振って、東京放送児童合唱団の…
かわいい魚屋さん かわいい かわいい 魚屋さん ままごと遊びの肴屋さん 今日はお魚 いかがでしょ お部屋じゃ子どもの お母さん 今日はまだまだ いりません 加藤省吾作詞。昭和13年ビクターレコードから発売されたおなじみの大衆童謡です。その後ラジオ放送…
げんこつ山のたぬきさん げんこつやまの たぬきさん おっぱいのんで ねんねして だっこして おんぶして、またあした 香山美子作詞。仕草が付く「手遊び歌」です。地方により、いろんな仕草と「わらべ唄」が付くそうです。この童謡は中部地方の山間部に伝わっ…
おもちゃのチャチャチャ おもちゃの チャ チャ チャ おもちゃの チャ チャ チャ ちゃちゃちゃ おもちゃの チャ チャ チャ 野坂昭如作詞・吉岡治補作 越部信義作曲。昭和三十七年、マスコミ時代の大衆童謡として、NHKの「うたのえほん」にリズミカルなメロ…
証城寺の狸囃子 証 証 証城寺 証城寺の庭は ツ、ツ、月夜だ 皆出て来い来い来い 己等の友達ァ ぽんぽこぽんのぽん 野口雨情作詞。中山晋平作曲。一番から三番の歌詞のどこにも「狸」の文字は見当たりません。なのに誰も、主人公が「狸」と信じて疑わない。そ…
いぬのおまわりさん まいごの、まいごの こねこちゃん あなたの おうちは どこですか(中略) いぬの おまわりさん こまってしまって わん わん わん わーん わん わん わん わーん 佐藤義美作詞。幼児の生活ドラマの一片を見事に切り取った幼児童謡です。さ…
靴が鳴る お手つないで 野道を行けば みんな可愛い 小鳥になって 唄をうたえば 靴が鳴る 晴れたみ空に 靴が鳴る 清水かつら作詞。広田龍太郎作曲の旋律が明るくて軽快なのに、歌詞に「お手(てて)」「お頭(つむ)」など幼児語が用いられ、詩想が低学年の子…