木魚歳時記第4970話  

   雪のうちに  

   仏の御名(みな

   称(とな)ふれば、積もれるつみぞ

   やがて消えぬる 

                  法然上人「御詠」(おうた)より

 65歳の時、大学(事務)を定年退職しました。以来、続けて来たブログ『木魚歳時記』に加えて、さらに『法然上人のお言葉』を転載させていただき、すでに、一ヶ年半を過ぎました。

 さて、このたび、編者の都合により『木魚歳時記』の連載を終了させていただくことに相成りました。身に余るご愛読のほどを心より御礼申し上げます。大変にありがとうございました。 (編者 合掌) ブログ「5000回」騒動は(笑)

         湯豆腐や百年分のありがたう        

お知らせ

 ブログ『木魚歳時記」を休刊しています。また、オン・エア(再開)できれば、と考えています。ありがとうございます。

 真実に往生の志があり、阿弥陀仏の本願を信じるならば、念仏を称える人に、臨終の心が乱れることはありません。仏が来迎されることは、そもそも念仏者を臨終正念させるからです。

ブログ休刊します  

 ブログ『木魚歳時記』を、しばらく、休刊させて頂きます。

     アミダブツと十声(とこえ)称えてまどろまぬ

   ながきねぶりになりもこそすれ。

               法然上人「御詠」(おうた)より

木魚歳時記第4969話

後編(14 ) 四修(ししゅう)

 「生涯(長時)極楽の三宝を敬い
 (恭敬)絶え間なく(無間)
 (無間)他を交えずに
 (無余)念仏せよ

 人さまは、まず、修行僧の「修行」(心のありかた)について、善導大師さまに教えられたとこに始まる。まづ大切なのは「念仏」を唱える時間です。

       蟻の烈ああ忙しいいそがしい

木魚歳時記第4968話

後編(8) 安心起行(あんじんきぎょう)

  極楽往生の
  ためには心と
  修行とを一致させよ。

  往生大要修  青色法然上人お言葉

 おおよそ極楽極楽往生にかぎらず、聖道門の悟りを求めるときにも、心と行を(ともに)備えるべきだといわれてます。善導大師さまは、これを、「安心起行」(あんじんきぎう)となずけられています。

       山梨のぼとんと落ちていい匂ひ    

木魚歳時記第4967話

後編(6) 念仏付属(んぶつふぞく)

  釈尊は『観経』で
  様々な往生行を説かれたが、
  最後には弥陀の本願である
  念仏を弟子に託された。

勅伝第25巻  青色法然上人お言葉

 釈尊は『観無量寿経』の中で(「極楽往生のための修行として、精神統一して行う)定善(じょうぜん)と(通常の心で行こなう)散善(さんぜん)との、様々な行(ぎょう)を説き終わり、ただ、念仏の一行(いちぎょう)を弟子たちに託された。

       片陰りどこもうごかぬ盲導犬

木魚歳時記第4966話

無上功徳

後編(5) 無上功徳(むじょうくどく)

  念仏は一遍でも無上の功徳となる。
  自分に功徳が無くても
  念仏による往生を疑ってはならない。

念仏往生義 青字 法然上人のお言葉

  善導大師は「自分んは善い行いをごくわずあかしか積んでいないと信じて、本願を頼みとし、念仏をしなさい」と説かれました。