木魚歳時記第4086話

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 この慈悲に浴した歓喜と感謝とを、先ず十方の衆生に味あわせたい。我々すべては力及ばぬ難行苦行を積まずとも、この慈悲にすがりさえすれば最上の仏国に生きられるのだ。
この感謝と歓喜との基礎上に、凡夫(ぼんぷ)の我々すべてが最上最美の仏国に生まれる法門が開かれねばならない。
(佐藤春夫『極楽から来た』)753

       宇宙人ヤマダミノルや寒卵 

 「ボクの細道]好きな俳句(1832) 稲畑汀子さん。「空といふ自由鶴舞ひやまざるは」(汀子) 「空」(くう)ではない、「空」(そら)でありましょう。大空という「自由」があります。空に鶴が悠然と舞い、地上では「鶴の舞」を演じるのです。この大自然を壊してはなりません。

  わたしや、あなたの、こころをいただき、
  なむあみだぶつと、もをすこころを。
   『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)