木魚歳時記第4085話

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  「世にも稀有(けう)な最大級の罪の罪のほかはわが名を呼ぶ限りこれを赦(ゆる)してわが最善最美の国の住民たらしめたい。わがこの願望がかなわない程ならば、覚者(仏)などにはなりたくもない」というこの広大無辺の慈悲を感じ取った喜びはまことに神来のもののようであった。法然は天を仰いで深い呼吸をした。
(佐藤春夫『極楽から来た』)752 

       角番が角番と遇ふ初相撲

 「ボクの細道]好きな俳句(1831) 稲畑汀子さん。「看取りより解かれし冬を淋しめり」(汀子) ご主人の看護と看取りのことでしょうか? ボクも相棒に介護してもらい看取られて逝くことに決めています(笑)。しかし「お互い、いつ、何が起こるかわかりませんから」これが相棒の口グセですから、あぶない(汗)。

  のせられて、のりゑた、こころ
  とをとさ(尊さ)と、よろこばれるわ、
  なむあみだぶつ。
  『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)