こういう修法もまた果たして万人にできることであろうか。第一に道場がなくてはできない。そうして時間がなくてはできない。また健康でなくてはできない。現に永観律師でさえ晩年にはできなくなっていたではないか。
(佐藤春夫『極楽から来た』)742
縦横の潜は癖かかいつぶり
「ボクの細道]好きな俳句(1822) 稲畑汀子さん。「初蝶を追ふまなざ癖(くせ)しに加はりぬ」(汀子) 自然詠に心象が加わりました。いずれにしても、作者は、作品の描く世界を読者と共有することは大切です。常に「ひとりよがり」は創作の敵です。そう、ボクの作る俳句のように(汗)。
あさましが、なむあみだぶつにつれられて、
なむあみだぶつにすすめられ、
ごをんうれしや、なむあみだぶつ。
『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)