木魚歳時記第4034話

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 春のころ(というのは治承三年)中宮(徳子)が西八条(清盛の別宅)へおいでになtっていた間、これという職事もなく参入する人はいうまでも無いとして、ほかに中宮のg兄弟や甥御たちのなどが、みんな当番をきめて、二、三人がいつも中宮のおしばに侍していたものであった。
(佐藤春夫『極楽から来た』)703

       綿虫の消えるとき来てみな消える

「ボクの細道]好きな俳句(1780) 有馬朗人さん。「月山の木霊と遊ぶ春氷柱」(朗人) 「月山」(がっさん)は山形の出羽三山の一つを指します。名山のしかも山にこもる木霊(もくれい)と遊ぶなんて・・あたたか味のあるこの作者の作風に癒されます。春氷柱(つらら)が効いています。

 庭のなか12 林檎(りんご)の木・・・(向かい側の梨の木に)あまえさんの梨(なし)さ、その梨、その梨、お前さんのその梨だよ、あたしがこさえたいのは。