木魚歳時記第4021話

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 わらじをつけて徒歩四十日の後、折からの大雨の中を神前に、胡飲酒(こんしゅ)の舞を熊野本宮に奉納して、舞いおさめた時には、御衣装もしとどにぬれていた。その熱情的にまたすさまじいまでの意力のほどもしのばれる。
(佐藤春夫『極楽から来た』)692

       竜淵に潜む東寺秘伝の風信帖

 「ボクの細道]好きな俳句(1768) 大石悦子さん。「猪屠るかはるがはるに見にゆきぬ」(悦子) 猟師さんがイノシシを射止めたというのです。その解体でしょうか? 残酷なようですが「怖いもの見たさ」の誘惑には勝てません。伝え聞いていろんな人が様子を見に来ます。

 庭のなか2 花・・・今日は日が照るかしら。
       向日葵(ひまわり)・・・ええ、あたしさえその気になれば。
       如露(じょろ)・・・そうは行くめい。おいらの料簡(りょうけん)ひとつで、雨が降るんだ。おまけに、蓮果(はちす)でも外してみろ、それこそ土砂降りさ。