木魚歳時記

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木魚歳時記 第3892話

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 それほどに思う兄上を、辺土の讃岐にうつしうつし奉ったのを、弟四の宮の意志とは兄上も思いにはなるまい。すべては時の勢いによって周囲の人々が敢えてしたところであった。
(佐藤春夫『極楽から来た』)575

       看板に「百足屋」とあり百日紅  百日紅(さるすべり)

「ボクの細道]好きな俳句(1641) 種田山頭火さん。「すみれたんぽぽゆつくりあるく」(山頭火) 昭和14年、かねてより念願の信州伊那の俳人、井上井月(せいげつ)の墓参を果たした山頭火さん。春の陽光を浴び、たすみれたんぽぽの咲く中を、ゆっくりと歩む、山頭火さんの背中が見えて来ます。 「薬王菩薩の幢幡は 不老不死と翻がへる」(梶原重道『菩薩曼荼羅』)

 羊(ひつじ)1 彼らはれんげ畑から帰って来る。今朝から、そこで、からだの影に鼻をくっつけて草を食っていたのである。
 無精な羊飼いの合図で、お決まりの犬が、羊の群れをそっちと思う方から追い立てる。(ルナール『博物誌』より)