木魚歳時記

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木魚歳時記 第3890話

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 しかし、この門院のご相談というのは、いつも名ばかりで、実は強制的な力のあるものではなかったから、四の宮はいつの間にやら、渦潮のなかに吸い込まれた小舟のようにみ位に立てられ、そうして心にもあらず、あの思いやり深い兄上を、仇も恨みもなくて敵にまわして、戦をたたかわねばならない悲運になってしまった。そうしてたたかいは心ならずも兄上新院を負かせ奉り、身は重仁新王に代って望みもせぬ帝位に即いている。
(佐藤春夫『極楽から来た』)573

         母さんは寺に嫁ぎて朴の花

 「ボクの細道]好きな俳句(1639) 種田山頭火さん。「炎天のレールまつすぐ」(山頭火) まさに直球勝負の作品です。将来への希望とか、行く末の夢とか、そのようなことは、行乞、つまり、その日暮らしが毎日の山頭火さんには、どちらでもいいことであった? ただ暑いのはたまらない・・そのことがストレートに伝わって来ます。 「白象王菩薩の宝幡は 第一義天に翻がへす」(梶原重道『菩薩曼荼羅』)

『豚(ぶた)と真珠』お休み