木魚歳時記

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木魚歳時記 第3889話

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 しかし、わが子守仁を引き取り、養っていていただく以上は、門院の仰せを無下には退け奉ることもできないで退出した四の宮であった。
(佐藤春夫『極楽から来た』)573

        父さんと母さんが居て鱧の皮  鱧(はも)

 「ボクの細道]好きな俳句(1638) 種田山頭火さん。「芽ぶく山をまへにどつしりすわる」(山頭火) 昭和13年。種田山頭火さん56歳。7月、長男健に長女が誕生している。山を前に、どっしりとすわる山頭火さん。めずらしく、家庭的雰囲気の垣間見える(爺ちゃん山頭火)の作品です。 「山海慧菩薩のくうごの緒 寂静真如の理を示す」(梶原重道『菩薩曼荼羅』)

 豚(ぶた)と真珠 3 さっき、肌の生毛(うぶげ)が、正午の陽ざしに燃えようとしたことが平気なら、今また、霰(あられ)を含んだあの重い雲が、草原の上に拡がりかぶさろうとしていても、そんあことには頓着(とんちゃく)しない。