木魚歳時記

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木魚歳時記 第3856話

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 六波羅では早くも朝敵勦討(そうとう)軍出撃の用意も成った。近畿北陸にかけての家人どものほか、家の地盤たる西国は東国と違って、水陸便利に、十七日から二十五日まで一週間に集めた兵力は三千余騎、源氏は二千余と『平治物語』にあるが、その差はそんなことではすむまい。
(佐藤春夫『極楽から来た』)540

        夏雲と海があんまり光るので

 「ボクの細道]好きな俳句(1606)  三橋敏雄さん。「裂き燃やす絵本花咲爺冬」(敏雄) 花咲爺(はなさかじじ)の絵本を引き裂いて、しかも、燃やしてしまうとは、なぜ? それは作者に聞くより外はありません。それとも、「冬」とありますから(寒くて)燃やすモノがないから? さて、(ボクは小学生のころ手裏剣作りの外に)ボルトとナットを組み合わせ、それに紙の「火薬」(かやく)を詰めて、自家製の手榴弾(しゅりゅうだん)を作りました。それを投げて遊びました。爆竹より凄い音が出て爽快でした。手裏剣(しゅりけん)と同様、よく警察のお世話にならなかった(笑)。

 水の虻(あぶ)2  ところが、今日は実際のところ、虻が食うこと、食うこと。貪婪(どんらん)に、無数に群がりながら、黒いやつは煤(すす)の板のように塊(かたま)って、眼や鼻の穴や唇(くちびる)のまわりにへばりつき、青いやつは、特に好んで新しい擦り傷のあるところに吸いつく。(ルナール『博物誌』より)