木魚歳時記

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木魚歳時記 第3823話

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 精根をこめて写し奉ると、美しいお手に(宮は特別にお手のお美しいお方であった)おとりあらせてつくづくと見られ、おん頬をほころばせて、
「さながら鏡に写し出して見るような。そちは世にいみじき上手である。なお勉めよ」
 と、お言葉を賜りながら、宮はつとお手を延ばして明り障子をしめた。若かえでのみどりがほのかに障子に映えた時、宮はつぶやくかのように、
(佐藤春夫『極楽から来た』)510

       梅雨入を知ったその日のクロワッサン

 「ボクの細道]好きな俳句(1573) 佐藤鬼房さん。「夜明路地落書のごと生きのこり」(鬼房) 無季俳句? (夜明けに見た)路地に残された残された落書きのような人生であったなあ・・そんな風に読みましたが? さて、話は変わります。このブログのどこかに、いつか「糞」の字に「まり」とルビを振りました。もちろん『広辞苑』にありません。ボクは「余り」(あまり)の省略かと推察したのですが? 間違いかな(汗)。

 白鳥(はくちょう)4  彼は水に映る空(むな)しき影を追うて疲れ、雲ひときれを捕える時に、おそらくはやがてこの妄想の犠牲となって、死に果てるであろう。
おい、おい、何を言ってるんだ・・