木魚歳時記

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木魚歳時記 第3768話

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 彼が三条院太后の宮のおん八講に召された時、故郷の母を喜ばせようと思って、その時御下賜ののあった品を分けて大和に送った。喜ぶと思いきや、母は、「そちを元服もさせないでお山に上らせたのは、専心に学問修行して多武峰の上人のようにけ高くなり、母が後世をも救わせようがためであった。そなたが御所のおん八講に召されて世に時めく名僧とうたわれることは母の本意にそむく次第である」
(佐藤春夫『極楽から来た』)462

       てふてふの花から花へひらひらり

 「ボクの細道]好きな俳句(1518) 阿部完市さん。「他国見る絵本の空にぶらさがり」(完市) 無季作品でしょうか。「絵本の空にぶらさがり」なんてメルヘンの世界はこの作者ならはです。絵本(外国を描いた)を眺めながら、外国の風物に浸ることができるのは、作者の感性が自由であるからです。

 雄鶏(おんどり)1-5 まず、二羽の雄鳥はぐるぐる回る競争をする。しかし、古い木の雄鳥はすぐ力が尽きて負けてしまう。一本しかない足の下で、梁(はり)がいまにも崩れ落ちそうなっている。彼は危うく倒れようとして、体を突っ張りながら前へのめる。彼は軋(きし)み、そして止まる。