木魚歳時記

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木魚歳時記 第3766話

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 この勧学会同人の二著作は市の聖が庶民たちに働きかけたのと歩調を一つにするもので、上流社会に浄土欣求(ごんぐ)の心をめざめさせ、今まで加持祈祷(かじきとう)を旨としていた宗教界に真の宗教らしいものを植えつける重要な役割をしている。
(佐藤春夫『極楽から来た』)460

        野面焼き黒い地を這う煙かな

 「ボクの細道]好きな俳句(1516) 阿部完市さん。「わたしらいそぐかんざしかくしてある山奥」(完市) あの大切な「簪(かんざし)」を隠しておいた山奥に、今、それを確かめるために急いでいる? なんともミステリアスな作品です。

 雄鶏(おんどり)1-3 ところで、今日、その天主堂の向こうの端に石屋の連中が姿を現した。
 木の雄鶏はじっと彼らの方を眺めていると、そのとき急に風が吹いて来て、無理やり後ろを向かされてしまう。
 で、それから振向いて見る度に、新しい石が積み上げられては、眼の前の地平線を少しずつ塞(ふさ)いで行った。