木魚歳時記

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木魚歳時記 第3765話 

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 彼は寂心となるとすぐに、国史や諸人の別伝、また世上の見聞にもとづいて『日本往生極楽記』を書いた。あたかもほとんだ時を同じくして勧学会の一員であった僧恵心院源信(えしんいんげんしん)も『往生要集』三巻を著した。この書は経文から往生に関する部分を抄録して問答体に編んだものである。
(佐藤春夫『極楽から来た』)459

       風光る神の柱のエンタシス

「ボクの細道]好きな俳句(1515) 阿部完市さん。「みてやれば水素記号のようなり舟の子」(完市) 水素はH。水素分子はH2です。それはともかく「舟の子」とは? そのさきに「みてやれば」の措辞がありますから、いさざ採り漁でしょうか? 舟のあつかいを教え、漁業を教えてきたその子は、いさざ舟の上で、父子、水素記号のように景が浮かびます。

 雄鶏(おんどり)1-2 彼のからだは木でできていて、腹の真ん中に鉄の脚が一本ついている。そして、もう何年となく、今ではとても建てられそうでもない天主堂の上で暮らしている。それはちょっと納屋(なや)みたいな建物で、その棟瓦(むねがわら)は牛の背骨と同じくらいにまっすぐである。