木魚歳時記

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木魚歳時記 第3753話 

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 や紀綱がすべてゆるんだなかで、当時の社会の門閥尊重の制度ばかりは厳格に守られていた。従って頽廃した上層部が比較的健康な下層を支配する不合理を来した。
 頽廃者が権力を握る社会が健全であろうはずがない。将門(まさかど)や純友(すみとも)の承平天慶の乱というのは、こういう現象のために起こったものであった。それはやがて時代の大逆転の前兆でもある。
(佐藤春夫『極楽から来た』)447

       断崖にアイリスの花いちめんに 

 「ボクの細道]好きな俳句(1503) 阿部完市さん。「白菜やところどころに人の恩」(完市) 「白菜を剥けばますます柔らかし」(木魚)ではそのまんま・・バベカンサンの「人の恩」とのとりあわせねより俳句となるのでしょうか? わかっているけど、ボクにはできません。凡人の凡人たる所以です。

 (序)影像の狩人5 それから、彼は林のなかにはいる。すると、われながらこんな繊細な感覚があったかと思うようだ。好い香いがもう全身にしみわたり、どんあ鈍いざわめきも聞き逃さない。そしてすべての樹木と相通じるために、彼の神経は木の葉の葉脈に結びつく。