木魚歳時記 第3731話 

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 この永治元年は、鳥羽上皇ご一身にとっては多事な年で、三月十日にはご剃髪(ていはつ)の事があって法号を空覚と申し、やがておん祖父白川法皇にならい院政を始められる。五月五日には上皇につづいて皇后高陽院泰子も出家し、十二月に入って体仁新王のご即位、その母の立后である。
(佐藤春夫『極楽から来た』)426
 
        春めくや大音声の外宣車  大音声(だいおんじょう)

  ボクの細道]好きな俳句(1481) 矢島渚男さん。「満月の大きすぎたる螢かな」(渚男) それはそうでしょう。煌々とかがやく満月とくらべてば、たいていのものは見劣りがいたします。ましては消え入るようにまたたく蛍火とくらべるならば・・さて、サバクトビバッタ。砂漠飛びバッタは、西アフリカから南アジアの草原に異常発生(10億匹)することがあるそうです。異常発生しながら集団移動する最中に食物(草食)が尽きると、共食いを始め、最終的に集団の消滅することもあるそうです。ヒト科人類目が未曾有のウイルスの大発生に遭遇したならば? ふと妄想してしまいます!