こんな戦況よりも、その後、敗軍の公家はすべて流罪ですんだのに武者は誰彼の容赦もなくすべて死刑となった。この刑罰の区別や死刑を主張した信西の態度の方が興味があるが、それよりももっと注目すべきことは、この戦争の原因の方であろう。
（佐藤春夫『極楽から来た』）408
山の背のインスタ映えや春夕焼
「ボクの細道］好きな俳句（1462） 矢島渚男さん。「子を走らす運動会後の線の上」（渚男） わが子の出た運動会。運動場に残るライン（白線）を確認するお父さん。気持ちわかります。さて、カメムシについて。カメムシは昆虫の中でも「くさい虫」のチャンピオンになれそうです。坊主の中の雲谷斎(うんこくさい)のようなものです。カメムシを瓶に入れておくと、足の付け根から出る強い匂いでカメムシ自身が気絶するそうです。しかし、雲谷斎は副鼻腔炎で臭覚がありません。ですから、雲谷斎を密室に幽閉しても、彼が、悶絶することはありません（笑）。
